死別当時12歳の私享年48歳の母
ママへ 8年ぶりですね。このサイトをたまたま見つけたので、今思っていることを書きたいと思います。 まず、謝りたいことがあります。 ママが大切にしていたものを、期待とお金をかけてくれていたものを、一緒に頑張ってきたものを、私はママが死んでしまって3年後、辞めてしまいました。きっと何かは分かるよね。もうやらない事への後悔は1ミリもありません。でも、ママと別れる最後、頑張っていくという約束を破ってしまったことは、とても後悔しています。新しい事を始めるたび、死にたくなるほどの罪悪感が溢れてきます。ろくに勉強をしてこなかった私。将来の目標もない私。家族を大切にしない私。すぐに嘘をつく私。どうして自分はこんなにダメなのだろう、どうして自慢の娘になれなかったのだろうとつくづく思ってしまいます。呆れられるのがとても怖いです。この世でもう会うことは出来ないけれど、あの世でこんな自分を見せたくありません。絶対に会いたくありません。 ちゃんと愛情を注いでくれるお母さんと幼い頃死別してしまった人は、お母さんが恋しい、会いたいと思うのが当たり前であるかのように思われていますが、私はママを恋しいと思ったことは、ありません。亡くなってしまった直後は、そう思う時もあったと思いますが、もう忘れてしまいました。ママとの楽しかった思い出は今は全く思い出せません。なかったわけではないし、むしろ沢山あったと思います。あったと思う、としか思い出せません。優しくて美人な、良いママだったと思います。でも、私はママと過ごしていた時の、緊張や、息苦しさや、気まずさの方が記憶に強く残っています。たくさんの愛情を注いでもらったのに、最低な娘だということは重々承知しています。でも、素直な気持ちです。誰にも話したことはありません。話せません。自分への劣等感で今も苦しいです。でも、ママと今は絶対に会いたくありません。合わなくて済むから、もう少しこの世で生きてみようと思います。期待はもうしてないと思うけど、しないでください。いい子になれなくてごめんね。
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死んだ母の日展は、思い出が集まる追悼サイト「葬想式」を提供している株式会社むじょうが運営しています。

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