死別当時23歳の私享年51歳の母
母さんへ 突然倒れたと聞いた時、正直どうしていいか分からなかった。病院に着いて父さんがお医者さんのパソコン画面を見た時に絶句してた。最悪の事態が頭をよぎった。みんなパニックしてた。絶対に一緒に帰ってこれると信じてた。1週間頑張ってくれたけど、最後まで目も口も開けることはなかった。目が開いていたのは、病室に運ばれる前だった。言葉は交わせなかった。 ちゃんと親孝行も出来ていないのに本当にごめんね。最後のお化粧も下手くそになっちゃった。毎日夜勤してもずっと起きててくれて、ご飯作ってくれてありがとう。母さんの作ってくれる弁当大好きだったよ。一緒に買い物行くのが1番好きだったよ。本当はちゃんと面と向かって言いたかったのに遅かったね、本当にごめん。 今は4人で頑張ってるけど、正直頑張れそうにない。1週間も経ったのに、やっていける自信がない。仕事もどうしよう。父さんも頑張ってくれているけど、一緒にいることが多くてしんどくなってきてしまった。 母さん、母さんと話がしたいな。ずっとわがままな長女でごめんなさい。  本当はそっちに行きたいけど、行ったらすっごく怒られるかな。怒られてもいいから行きたい気持ちの方が強いんだ。
この手紙の感想をつぶやく
死んだ母の日展は、思い出が集まる追悼サイト「葬想式」を提供している株式会社むじょうが運営しています。

葬想式https://www.sososhiki.jp/